少し前に買ったリンゴを、いい加減に使わないとと思っていたので、
今日はリンゴの入ったパウンドケーキを焼いてみました。
参考にしたのは福田淳子さんの「パウンドケーキバイブル」
これはお菓子の「レシピ本」というよりも、
「研究書」といったほうがふさわしいくらい、
パウンドケーキのことが事細かに書かれています。
まさにバイブル=聖書。
作るのはこれです。アップルキャラメルケーキ(見本)
卵嫌いの息子が、プレーンのパウンドケーキだと食べないので、
キャラメル風味ならどうかなぁと思って選んでみました。
まずは、中に入れるキャラメルアップルを作ります。
いちょう切りにしたリンゴを火にかけて、
砂糖と水とバターでキャラメル色になるまで炒めます。
アップルパイとかに入れるアップルフィリングはリンゴがしっとりしたら完成ですが、キャラメルアップルなので、もっと香ばしく、水分が抜けるまで炒めます。
5分経過。なかなか色付いてこないので不安です。
キャラメルって、「焦げ」と紙一重なので気が抜けないですよね。
ちょっぴり焦げ目がついてしまったので、あわてて火からおろすと
余熱のおかげ?いい感じにキャラメル色になりました~。
次は生地を混ぜます。
この本によると、生地の混ぜ方でも4種類もあるんですって!
混ぜ方、順番によって食感も違ったり、材料によって向いている方法があるそうな。
今回のは中でも一番簡単で、全部一気に混ぜちゃう方法。
お菓子作ったことある方なら「本当に全部いれていいの!?」って思うでしょう。
「室温に戻したバターと砂糖をクリーム状にまぜて、そこに溶き卵を少量ずつまぜて・・・」というのがなんとなくセオリーだからです。
ドーンと全部入れます。
大事なのは、バターをしっかり室温に戻すこと、卵も室温に戻すこと。
それによって分離せずに上手に混ざります。
そうはいっても、ダマダマになりそうで不安な瞬間。
最終的にはきれいに混ざりました。キャラメルリンゴも入ってます。
次は型に流し入れます。
パウンド型にクッキングペーパーを敷くの、苦手な人きっといますよね。
でもこれ、かなり大雑把に計って敷いても特に失敗しないんですよ。
私はこんな感じに、型の底辺4つにそって折り目をつけて、
角にくる4カ所に切り込みをいれてます。
高さは型より少し高くなるくらいにするのがポイント。
型に生地がくっつかなければいいので、左右の高さが違っても気にしなーい。
オーブンで40分程焼いたら完成です。
※ケーキクーラーがないので、魚焼きグリルの網の上で粗熱を取る図
真ん中の割れ目は、オーブンで焼きはじめ10分位のところでナイフで切り込みをいれるとできます。割れ目いれなくても味には影響ないと思いますが、入れた方が見た目がパウンドケーキっぽくなりますね。
見本よりもキャラメル色が足りなかったかなと思いますが、味はしっかり香ばしいキャラメルケーキでした。リンゴの水分でほどよくしっとり。卵嫌いさんもパクパク食べられる味。お友達が来た時にも出せるちょっとおしゃれおやつです。
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