外部の人からは「良いお母さん」と言われるのに、どうしても拒絶してしまう私。
私の受け止め方にも問題があるのかと思い、自己改善に励んだ時期がありました。
そこで、ここ数年で一気に浸透してきた「HSP」という言葉。
母の性格と私の性格の相性の悪さについて考えてみました。
※ほぼ自己分析なので、解決策とかないし不快に思う方はご遠慮くださいね。
HSPとは
HSPとは「ハイリー・センシティブ・パーソン」の略で、
ざっくりいうと、「人よりも感受性が強く心身ともに疲れやすい性質の人」のこと。
ちょっと硬い文章ですが、引用すると
これはあくまでも人の特性で、決して病気ではありませんが、
この性質をきっかけにうつ病などの病気になりやすい傾向もあるようです。
敏感に察知して疲れやすいという欠点ばかりではなく、
周りの意図をくみ取るのが得意で職場の潤滑油的存在になったり、
人にはない感受性で芸術面で秀でている等のポジティブな側面もあります。
HSPチェックはこちらから (別サイトに飛びます。長いです)
思い当たることが多数
私がこの言葉を知ったのはほんの2~3年前ですが、
知れば知るほど自分の特性にマッチしているので驚愕!
- 大きな音、まぶしい日差し、強い風が苦手
- 人混み、ザワザワした話し声が苦手
- 苦手な匂いや風味に敏感
- 1人のスペースや時間を確保できないと辛い
- 人の感情が分かりすぎて、歯向かうことが無理。協調性すぐれまくり。
- 本や映画の世界に没頭しやすい、現実がおろそかに
- 予定に対して万全の準備をしておかないと不安
- 友人関係がしんどい、めんどくさい
などなど。
列挙してくと軟弱すぎてヤバイ人みたいですね(笑)
一時期は発達障害か何かだと自己分析してたんですが、HSPの方が当てはまること多かったです。
でもこういう性質の人が私以外にも一定数いることが分かって、かなり安心しました。
この特性の中でも辛かったのは「大きな音」と「人混み」。
小学校・中学校はもう最悪で、ただでさえ苦手な環境なのに
きちんと並べないアホ男子とか、授業中に騒ぐバカとかには殺意を覚えてました。
思春期なのも相まって自分の頭がおかしいのかと思ってました。
大学生くらいからはある程度苦手なものを避ける自由ができたし、
アルバイトや職場でもうまく立ち回る技術を身に着けられて、
むしろ職場の人間関係をうまく回していた気がします。
でも、通勤電車とか騒音で疲れ果てて週末はほぼ引きこもり状態。
学生生活も社会人生活もギリギリでしかついていけない自分は確実にダメ人間だと、自己否定感満載の20代でしたね。今思い返しても切ない。
HSPにとって最悪の家庭環境
そんなこんなで、HSP傾向が子供のころからかなり高かった私ですが、
今思い返すと実家の環境が私にとってはかなりしんどかったみたいです。
「実母が苦手」というテーマなんですが、
「実家が苦手」という点も無関係ではありません。
・父方実家に同居7人家族、プライベート空間ほぼなし
自身の個室は与えられていましたが、家には常に誰かがいて、私の留守中にはだれかが勝手に部屋に入ったりする(押し入れに家族にものが入っているので。)また、田舎なので近所の目(もはや監視)もきつく、夜遅くまで電気をつけて起きているだけで何か言われるような環境。
・喧嘩ではないが、言い争いが多い家庭
祖父vs祖母、祖父vs曾祖母、父vs祖父、兄vs祖母、そして父vs母・・・様々なペアリングで喧嘩まではいかないものの大きな声で言い合うことが多かったです。その声を聴くだけで私はお腹がキューって痛くなっていたのを今でも覚えています。
・悪口や不満が多い実母
母は大声を出すタイプではなかったのですが、家族の言い争いを仲裁せずに無視してたり、陰で家族の悪口を私に言うことが多くて、子供の私からしたら非常に嫌でした。慕っていた祖母や親せきの悪口を母親が言うって・・・。誰を信頼していいのか分からなくなります。実際、家族は信頼できません。自分に大変な事態が起きても、「家族に相談する」という選択肢は今でも皆無です。
・父から母へのモラハラ
父はなにかと器用に何でもこなせるタイプ。それに対して母は何でも不器用で、びっくりするような失敗も多数(ADHDの傾向も疑えます)。そんな母に対していつも父はバカにしたような言い方、母をさらに貶める言い方を私たちにしてきました。この影響もあって、私は母を尊敬する気持ちが低い気もします(刷り込まれてしまってる)
そんなこんなで、日常生活だけでも知らない間にストレスが結構たまる環境でした。学校でも家でも快適と感じることは少なかったです。そのうえ、祖母や祖父母が老いてくると実母の権力が増し、デリカシーのない発言がパワーアップ。実母への苦手感が徐々に増していきました。
「この子は人より繊細だから」という家族の理解があればもう少し違ったのかなとも思いますが・・・。いや、繊細だからもっと鍛えないとって考えですね、実母は。
余談ですが・・・血液型も関係ある?
一時期血液型占いがブームになりましたよね(私が小6位の頃)、
家族の血液型を知って驚愕でした。父AB型、母O型、兄B型、私A型
・・・全員見事にバラバラ。これじゃまとまらないのも当然な気がする。妙に納得しました。
続いて、祖父AB型、祖母AB型、曾祖母AB型
・・・父方全員AB型って。珍しくない??
血液型で人の個性なんて計れないといいますし、私も科学的見地からしたら信ぴょう性は低いように思いますが、本当にかみ合わない家族だったのは確かです。
でもそのことを悩んだり、なんとか上手く回そうと考えていたのは、私だけの気がします。父や兄は「あいつの性格は本当にどうしようもないなぁ」とか言いながら我関せずという感じで。
個性的なAB型、大雑把でテキトーなO型、世界の中心は俺なB型、この家族に囲まれて神経質なA型の私は非常に辛かったです。
まとめ
自分の実家が居心地悪いとか、実母の発言がおかしい気がするとか
それにはっきり気付いたのは結婚後でした。
旦那様の家庭は非常に居心地が良い!これが家族か!と初めて感じました。
喧嘩が全くないとか、そういうことではないんです。空気感とか、そういうほわっとしたものがあきらかに違う。自分の実家みたいにギスギスするのが結婚なんだったら、絶対に結婚なんてしないって思っていましたが、今では結婚した後悔は1mmもありません。
「なんで実母が苦手なんだろう」「なんで実家に帰ると腹痛が起きるんだろう」
自己分析して初めて自分の性質がわかり、向き合い方もだんだん分かってきました。
苦手なものとは距離をとる、自分が傷つく行動をあえてとらなくてもいい。
自分に自信を持とう。今の家庭を守ろう。
よし、今年のお盆は帰らない宣言だ!!
(できるかな・・・反撃がやっぱ怖い、不安)
スポンサーリンク |